おかんの葬儀の打ち合わせの時、葬儀屋のおねーさんが
「新聞のおくやみ欄に載せますか?うちで新聞社に手配できますよ。」
と言われた。
無料だというし、じゃあお願いしよっかね~という軽い気持ちで載せてもらった。

「おくやみ欄」は地方紙や地方版の下にあって、故人の名前、年齢、住所、亡くなった日、葬儀の場所・日付と喪主の名前を載せてくれる。
ただ、東京や大阪などの大都市圏の新聞の地方欄には、今は無料の「おくやみ欄」はないところが多いと思う。

実家では朝○新聞をとっているのだが、しっかりおかんの名前が載っていた。(人によっては掲載日が葬儀の日取りに間に合っていない場合も多い。)
他の新聞のおくやみ欄にも多分載っていたのだろうと思う。

載せる載せないは遺族の意向次第なので、地元の亡くなった人全員を載せてるわけではないのだが、田舎では結構この「おくやみ欄」を愛読(?)している人が多いらしい。
昔、地元で働いてた時、
「新聞の4コママンガとおくやみ欄は、忙しくても毎日絶対目を通す」
といっていたパートのおばちゃんがいたのを思い出す。

おかんが亡くなって困った事は多々あれど、そのひとつに「おかんが亡くなったことを、誰に、どこまでの範囲で連絡したらよいのか」というのがあった。
おかんの友人関係には、ある程度本人から日ごろ聞いてた話や年賀状のやり取り、おかんの持ってた住所録、携帯の中のメール等から推測して(アタシが)連絡しまくったのだが、果たしてこれで必要な方々全員に伝わっているのか、逆に不必要な人に連絡してないか…?という不安があった。
後日、「新聞のおくやみ欄を見て知った」という方々(特におかんが昔働いていた職場関係の方々)が、家に続々と弔問に来てくれたのを見ると、想像以上に効果は絶大で、載せてよかったな~と思っている。

ただ、このおくやみ欄、個人情報がガッツリ載っているので、招かざる弔問客もチラホラやってくる。
その代表格は、仏壇、墓石のセールスマンの方々。
最初は手みやげに挨拶用のお線香を持ってきて、ご丁寧に霊前にお線香を上げてくれ、チラシやパンフを置いてそそくさ…と帰っていく。
が、その後何度もやってくる方がいるので、対応がメンドくさい。
そして、遠方の仏壇屋からも家にダイレクトメールがバンバン届く。
しかし、結局一番最初にやってきた仏壇屋の努力に応えておかんの位牌を注文したので、ウチみたいに今まで仏壇屋なんかに縁のなかった遺族の需要が確実にあるからこそ、おくやみ欄をたよりに地道に営業活動をするのだろう。

次に宗教の勧誘関係。
「さぞ心をお痛めでしょう~」とアタシら遺族を狙いにやって来る。
「大丈夫です!結構です!間に合ってます!」と玄関先で追い払うこと数回。
ま、でもこの類の方々はキッパリ断れば二度と来ないのであしらいはラク。

ちなみに一番驚いたのは、電報。
投票したことのない地元の国会議員、県議会議員から続々と電報が届いた。絶対おくやみ欄を見て送ってきたな。
しっかし票・支持獲得のために、議員って結構こんなことにこまごまとカネ使ってるんだなぁ…。
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